マーベルヒーローズ2015

新要素、Raidモードで迎えた第二面
先陣近接ヒーロー達が大量死亡、ダメージ蓄積も勢いを見せず惨敗だった
Raidエリアに響くヒーロー達のため息、どこからか聞こえる「今年は100敗だな」の声
無言でアベンジャーズタワーに帰っていくヒーロー達の中、マーベルヒーローズ指折りの強キャラキャプテン・アメリカは独りエリアで泣いていた
PvPで手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるチームメイト・・・
それを今のRaidモードで得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」キャプテン・アメリカは悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、キャプテン・アメリカははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、熱い溶岩の感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰ってオメガポイント稼ぎをしなく、ちゃな」キャプテン・アメリカは苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、キャプテン・アメリカはふと気付いた

「あれ・・・?ヒーロー達がいる・・・?」
ダメージ地形から飛び出したキャプテン・アメリカが目にしたのは、パーティー枠まで埋めつくさんばかりのヒーロー達だった
千切れそうなほどに技が出され、地鳴りのようにスキルのエフェクトの負担が響いていた
どういうことか分からずに呆然とするキャプテン・アメリカの背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「スティーブ、Raid開始だ、早く行くぞ」声の方に振り返ったキャプテン・アメリカは目を疑った
「ア・・・アイアンマン?」  「なんだキャップ、居眠りでもしてたのかい?」
「ド・・・ドクターストレンジ?」  「なによキャプテン・アメリカ、かってにドクターストレンジを引退させちゃって」
「スクイールガール・・・」  キャプテン・アメリカは半分パニックになりながらパーティー欄を見上げた
1番:スクイールガール 2番:スカーレットウィッチ 3番:シルバーサーファー 4番:コロッサス 5番:キャプテン・アメリカ 6番:アイアンマン 7番:ドクターストレンジ 8番:シング 9番:スパイダーマン
暫時、唖然としていたキャプテン・アメリカだったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ!」
ファルコンからシールドを受け取り、ボスへとエアボーン・アサルトを放つキャプテン・アメリカ、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・

翌日、Raidエリアで冷たくなっているキャプテン・アメリカが発見され、ウルヴァリンサイクロップスは病院内で静かに息を引き取った

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