陰茎太郎2-ドキドキ♡ロシア旅行!露助共々精液塗レの巻!前編

陰茎太郎公式設定の続き。前編はhttp://d.hatena.ne.jp/azarashi_johnny/20130506/1367788992:こちら

時は2013年春、陰茎太郎は自ら命を絶った。二度と世界の助けとなることのできなくなった己を憎み、猥褻な頭部のみを残した運命を怨みながら、陰茎太郎はビルの屋上の柵をよじ登り、前のめりに倒れ、その身の支配権を重力へ譲り渡した。数秒後、人気のない道で陰茎太郎は血を流し横たわっていた。細身の茶虎の野良猫かニャアとないた。

しかし彼が命を失うことはなかった。死ぬことには成功したが、同時に生かされることも強制させられることとなったのだ。つまり脳死である。失くしていたはずの頭部の勃起力が死の直前に蘇ったのだ。彼の脳は硬直化した頭部に守られ、激しく揺れるだけで済んだのであった。しかしながら、彼はもはや自己の意思で体を動かすことは能わなかった。

道で倒れていた陰茎太郎は、物音に不審がった近隣住民により発見され、速やかに付近の病院へと運ばれた。もちろん町医者に頭部が陰茎のような人間の診察など出来るはずもない。陰茎太郎は近畿地方の大学病院へと送られた。*様々な理由から都道府県名は明記しない。

大学病院では、何が行われたかは記録に残らなかった。陰茎太郎自身の記憶が無いのは当然だが、行った治療や診察に関するデータが何らかの理由により機密情報として関係者や中堅クラスの医者、また陰茎太郎本人でさえ閲覧することが出来なくなっている。確かなことは数ヵ月後の夏、陰茎太郎がロシアへ向かう飛行機に乗せられたことと、その時にまだ意識は回復していなかったことだけである。